対応事例
[コラム]EC-CUBE3やEC-CUBE4の表示崩れ・レイアウト崩れ
EC-CUBE3やEC-CUBE4を使用しているオンラインショップ(ECサイト)で、
「ある日突然管理画面や検索メニューなどのレイアウトが崩れた」というご相談をいただくことが増えています。
この現象は、レンタルサーバーが提供するPHPのバージョンアップに基づいているケースが多いようです。
EC-CUBE3系や、EC-CUBE4系の中でもEC-CUBE4.0.3以下の古いバージョンではphp7.4に対応していないため、レンタルサーバー側が提供するPHPのバージョンが変わってしまうと、EC-CUBEが正しく動作しなくなり、表示崩れや動作の不具合に繋がるのです。
例えば、さくらインターネットでは、2018年10月にphp7.1からphp7.2に自動切り替えが行われ、2020年10月にもphp7.2の提供を終了してphp7.4に自動切り替えが行われました。
さくらインターネットの場合、php7.2のサポート終了以前は手動でPHPのバージョンを戻すことで解決できましたが、2022年5月現在はphp7.4以外※は使用できないようになっています。※php7.2やphp7.3等の古いphp7
こうなってしまうと、引き続き同じEC-CUBEでオンラインショップを運営するためには、php7.3以下が使用できるサーバーにお引越しをするか、EC-CUBE4.0.4以上にバージョンアップをするか、php7.4でも使用できるように改修する必要があります。
弊社で確認出来た例では、カート自体は動作しておりお客様は購入することが出来ていましたが、管理画面の表示が崩れてメニューを開くことが出来ず、注文情報の確認などが出来なくなってしまっていました。
現在、さくらインターネット以外のレンタルサーバーでもphp7.4への切り替えが進みつつあり、EC-CUBE3系や、EC-CUBE4.0.3以下の古いバージョンをご利用の場合は同様の症状が発生する可能性があります。
「ある日突然EC-CUBEのレイアウトが崩れた」「動かなくなってしまった」といった場合は、
ぜひお気軽にMDSにご相談ください。