対応事例
[コラム]Withコロナ時代にWebでできること
このコロナ禍が始まって、もう1年以上が経ちます。
東京都では4回目の緊急事態宣言となり、飲食店の営業時間は再び短縮され、夜の景色はどこか暗いままです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、飲食店だけでなく、小売業やサービス業など多く業種・業態がダメージを受けています。また、サービス提供側だけでなく、生活様式の変化も相まって、消費者意識にもさまざまな変化がもたらされました。
外出自粛や営業時間の短縮など、人流を減らすことが推奨される中、さまざまな業種で「これまで通り」のサービスだけでは期待した売上に繋げることが難しくなっています。
MDSは、そんな今だからこそ、「Web」が力を発揮する時だと考えます。
このコロナ禍で売上を上げるために「Webでできること」を考えてみました。
ホームページの活用
営業時間の短縮要請が続き「お店にふらっと立ち寄る」ことが難しくなっています。
このような状況ですので、お客様は来店前に「お店がいつ営業しているのか」を調べます。クチコミサイトなどもありますが、クチコミサイトはユーザーから寄せられた情報が多いため、現在のように目まぐるしく状況が変わる時には情報が古くなっていることもあります。
そんな時にお客様が信頼するのがお店の公式ホームページです。
最終更新日から時間が経っていてはせっかくのお客様の信頼を損ないかねません。
コロナ禍においてお客様は、少しでも不安があると来店・外出を取りやめてしまいますが、「感染拡大防止にお店がどんな対策をしているか」をホームページに掲載するのも、お客様の信頼に繋がります。
こんなところもチェックしてみてください
- 現在の営業時間や注意事項(マスク着用など)は掲載していますか?
- 感染拡大防止のための取り組みがあると信頼に繋がります
- コラムやお知らせなどを1ヶ月以内に更新していますか?
- 地図や電話番号などのお問い合わせ方法は正しい情報を掲載していますか?
- メニューやサービスリストは分かりやすい場所に掲載されていますか?
コロナ禍において「情報を届ける」というホームページの役割は、ますます重要性を増しています。
お客様に情報を届けるツールとして、ぜひ活用してみてください。
SEO対策で流入を増やす
ホームページの準備が整ったら、たくさんのお客様に見てもらえるように流入を増やさなくてはなりません。
「リスティング広告」などの広告出稿も1つの方法ですが、広告は費用もかかりますし、出稿している間しか効果が期待できないため、アフターコロナも見据えて検索エンジンの上位表示を狙っておきたいところです。
こんなところもチェックしてみてください
- ホームページはスマートフォンに対応していますか?
- 「Googleマイビジネス」に所在地やURLを登録していますか?
- 定期的に「有益な情報」を発信しましょう。検索エンジンはそのサイトが有益かどうかを判断します。商品やサービスについてのコラムや、お店の情報などを発信してみてはいかがでしょうか。
最初に「どんなお客様」に来店・購入してほしいかという点(ターゲット)をしっかりと決めておくと、発信するテーマも決まりやすいかもしれません。
SEO対策はすぐに効果が出るものではありませんので、焦らずコツコツと実績を積み重ねていくことが大切です。
SNSを活用する
「SNSを活用」というと、「バズらなくてはいけないのかな?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
スマートフォンの普及によりSNSが身近になった今、SNSは検索エンジンと並ぶ流入経路になっています。世代によっては検索エンジンよりもSNSで情報収集する傾向があり、SNSはホームページと同様に活用するべき「情報発信・集客ツール」になっています。
こんなところもチェックしてみてください
- 定期的に投稿していますか?
- SNSのプロフィールにお店・会社の情報やURLは登録していますか?
- 投稿からホームページなど「より詳しい媒体」に誘導していますか?
また、SNSは「動画」と相性が良いのも特徴です。短い動画でも高い訴求力がありますので、InstagramやTwitterなど、動画と相性の良いSNSのアカウントをお持ちの方はぜひ挑戦していただきたい施策の1つです。
EC(通販)サイトの導入で販路を広げる
過去のコラムでもご紹介させていただいているように、コロナ禍において、実店舗が苦戦を強いられている一方で、ECサイトの需要は成長を続けています。
もちろん、ECサイトを開店するだけで売上に繋がるわけではありません。
SEO対策やSNSの活用、広告なども含め「どうやってお客様を呼び込んでどうやって購入してもらうか」も考えなくてはなりませんが、「実店舗以外の販路」を持つことはとても大きな強みになります。
ECサイトは「非対面販売」であるため、コロナ禍の状況において相性の良い販売方法です。また、新たにECサイトを構築する場合は「販路の開拓」として後述の補助金・助成金の対象になる場合もあり、比較的少ない負担で構築できる場合があります。
Instagramのショップ連携(Shop Now)のようにSNSとECサイトを直接繋げるサービスも活発になっています。「実店舗の代わり」ではなく、「もう1つの販路」としてECサイトをご活用ください。
補助金・助成金を活用する
補助金・助成金・給付金には様々なものがありますが、「非対面販売への転換」「販路拡大」としてECサイトの構築や、サイトへ集客するための「広告宣伝」に利用できるものもあります。
コラムでご紹介させていただいた「小規模事業者持続化補助金」以外にも、各自治体が実施している補助金や助成金があります。
実際、MDSにご相談をいただいたお客様でも、制作についてご相談を重ね、より良い方法を一緒に模索していく中で、事業の規模や審査の状況などを鑑みて小規模事業者持続化補助ではなく自治体の補助金の申請に切り替えたお客様もいらっしゃいました。
補助金・給付金を探すには経済産業省の「ミラサポPlus」など、補助金・給付金の情報が検索できるサイトも便利です。
コロナ禍を乗り切るため、そして「アフターコロナ」に向けて、MDSでは「Webでできること」で皆様をお手伝いします。
単純にコーポレートサイトやECサイトを構築するだけではなく、「どうすればもっと良くなるか」「どうすれば売上の増加などのお悩みを解決できるか」をお客様と一緒に考え、必要な情報があれば調査を行い、ご提案させていただきます。
このコラムで何度もお伝えしているように、ECサイトはもちろん、どんなサイトでも、制作しただけではお客様の望むような効果には繋がりません。それはwithコロナの今、これまでよりも明確に「目的に合わせた制作」と「制作以外にやるべきこと」の重要度が増しています。
今後もMDSでは、お客様のお悩みが解決するように、二人三脚で「Webでできること」に取り組んでいきます。