[コラム]ECサイト(ネットショップ)構築にかかる費用は?

このコロナ禍でECサイト(ネットショップ)の需要が劇的に伸びているのは、以前にもお伝えしたとおりです。

総務省の「家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について(二人以上の世帯)-2021年(令和3年)3月分結果-」を見ても、2020年の伸びはもちろん、2021年に入っても支出額・利用世帯の割合ともに伸び続けていることが分かります。

もともとECサイトが活発だったアパレルをはじめとして、巣篭もり需要で売上を大きく伸ばした生活必需品家電製品ばかりでなく、ギフトでの需要も時短営業で百貨店に足を運ぶのが難しい状況や感染拡大防止のために県を跨いだ移動を控える傾向が追い風になっているようです。また、これまでは実店舗が主なチャネルであった企業も、新たな販売チャネルとしてECサイトを導入する企業も増えています。

このような状況から、ECサイト構築をお考えのオーナー様も多いかと思いますが、「費用の相場が分からない」との声もお聞きします。今回は、これからECサイトを始めたい方に向けて、ECサイト構築の方法と費用についてご紹介したいと思います。

どれぐらいの予算で
ECサイトを始められるのか?

ECサイト構築の費用は、様々です。
MDSにご相談いただいた場合も「とりあえずECサイトを始めてみたい」のか「しっかりとECサイトを始めたい」のかでご提案内容が大きく異なり、御見積にも差があります。また、定期購入などの機能の有無によっても大きく異なってきます。

どんな商品を」「どんな風に」「どれぐらい売りたいか」で
大きく御見積が異なるのがECサイトの構築です。

とにかく費用を抑えて始めたい場合

「BASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)のような無料サービスを利用した構築」や「楽天市場やAmazonなどのECモールへの出店」は、ご自身で構築や出店を行うことで費用が抑えられ、MDSがお手伝いさせていただく場合も比較的安価なご提案が可能です。

無料サービスやECモールは、予め用意されたテンプレートに画像やテキストを設定する程度の自由度しかない場合が多く、機能に制限があったり、制作できるページの数や種類に制限がある場合があります。初期費用や月額費用が無料のサービスでも、決済手数料や販売手数料などが必要ですので、商材や売上によっては各種手数料が割高に感じられる場合もあります。また、ECモールはプランによって月額利用料が変わる場合もあります。

費用を抑えることはできますが、手数料が割高になりがちなことと、基本的にご自身でご対応いただくことが前提となるため、画像の制作や管理画面の操作など、ある程度の技術や知識がある方向けになります。

無料サービスで構築する

とにかく費用をかけずに、とりあえずECサイトを始めてみたい方向けの構築です。
BASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)のような無料のカートで、サービスの登録から構築までご自身で行っていただくことで費用をかけずにECサイトを始めることができます。
初期費用や月額費用が無料でも、決済手数料などが必要です。

ECモールに出店する

楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのショッピングモールへの出店が該当します。
Yahoo!ショッピングのように無料で出店できるものもありますが、月額利用料の他、決済手数料販売手数料などが必要になるものが多いです。プランによって月額利用料が変わるモールもあります。
また、モール内で集客を行うために広告などを出稿した場合、別途費用が必要になります。

しっかりと自社ECサイトを始めたい場合

Shopify(ショッピファイ)のような有料で機能拡張が豊富なASP型カートや、EC-CUBE(イーシーキューブ)やWordPress(ワードプレス)といったオープンソース型のソフトウェアを用いて、フルスクラッチ(オーダーメイドの開発)よりも費用を抑えつつECサイトを構築する方法です。

高度なカスタマイズは難しいですが、ある程度の拡張性があるため幅広い分野の販売に対応することができ、小~中規模のECサイト構築におすすめの構築方法です。

ShopifyやEC-CUBEなどを用いたECサイト構築の場合、MDSでは50~100万円以下の御見積が主流です。
成果の出るECサイト」を目指し、競合リサーチなどのWebマーケティングによるご提案をさせていただくのも、これぐらいの規模の構築からになります。(御見積はサイトの規模・必要な機能・導入する決済方法・デザインなどで異なります)

ECサイトは「どんなECサイトでも開店すれば売れる」というわけではありません。
ECサイトの数は年々増えており、集客はもちろん「どうすれば売れるのか」をしっかりと考えて構築しなくては成果に繋がり難くなっています。

構築後のメンテナンスやアップデート、リニューアル費用

ECサイトは、一度構築すればずっと使い続けられるというものではありません。
どれだけコストや時間をかけて構築しても、時間の経過とともに問題が生じる可能性があります。構築時に最新のカートシステムであっても、数年でセキュリティは低下しますので、アップデートやメンテナンスが必要になります。

MDSが構築をお手伝いさせていただいたECサイトでも、こんな事例がありました。

トレンドの変化により、デザインが古くなってしまった

事業の成長に合わせてサービスや業務フローが変わったが、対応できる機能がなかった

例えば、「定期購入」のようなサービスを始めるには、定期購入に対応した機能がないカートはカスタマイズが必要になります。
「送り状」を発行するために運送各社が提供しているソフトと連携できるかどうかは、ご利用のカートによって異なりますので、途中で運送会社を変更される場合は注意が必要です。
また、「決済方法」が変わった・増えた場合も対応が必要になる場合がほとんどです。

構築後に新しい法令が施行された

身近なところでは、消費税率の変更により、税率の変更対応が必要になりました。
軽減税率対象の商品を扱っている場合、商品ごとに税率を変更できる機能がなくてはいけませんでした。

システムが古くなり、セキュリティ対策が不十分になってしまった

2018年6月に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」によって、クレジットカード情報の非保持化が義務付けられたため、クレジットカード決済を導入しているECサイトはクレジットカード情報を保持しないように対応が必要になりました。

プログラムやソフトウェアのサポート終了・バージョン切れ

サーバー側の仕様変更により、PHPやデータベースのバージョンが強制的にアップデートされてしまい、そのままではカートが動作しなくなってしまいました。

フルスクラッチで開発したものや、オープンソースのカートを設置した場合などは、時間の経過と状況の変化に合わせて必ずメンテナンスが必要になります。初期費用やランニングコストを抑えるためにオープンソースを選択したのに、結果的に大規模なメンテナンスが必要になってしまった、ということもあり得ます。

ASP型サービスも前述のようにデザインや機能などに制限があり万能ではありませんが、ASP型のサービスの場合は、サービス提供者が常に新しいシステムに保ってくれるため、セキュリティ面ではオープンソースよりも充実しています。制限がある無料サービスやモールでは難しいですが、Shopifyのように拡張機能が豊富なサービスならば、業務の変化に対応して機能を拡張できる可能性が高いです。

家や車などもメンテナンスが必要ですし、古くなればリフォームや買い替えが必要になります。
同じようにECサイトも、定期的な保守メンテナンス(バージョンアップ・セキュリティ対応など)や、デザインや機能が陳腐化する前に3~5年程度のサイクルでリニューアルすることが理想です。

もちろん、メンテナンスやリニューアルにも費用がかかりますので、最初のカート選びや今後の運営方針をお決めになられる段階からその分の費用を意識していただくのがおすすめです。

ECサイトの構築は先を見据えた計画

ご紹介させていただいたように、ECサイトは、運営面でもセキュリティ面でも「構築したら終わり」とはなりません。構築してからがスタートとなることを前提に、「どのようなECサイト」を「どうやって運営」していくのか、そして、ECサイトをご利用になるユーザー様からの信頼を得るために安全性も考慮してご予算と構築方法をお決めいただければと思います。

もちろん、費用面だけでなく「このカートにはどんな機能があるのか」「自分の商材や業務フローにはどんなカートが向いているのか」「構築にはいくらかかるのか」「セキュリティはどうやって担保するのか」など、すべてをオーナー様が調査され、お決めになるのはとても大変なことです。

そんな時はどうぞ、MDSにお気軽にご相談ください。
MDSでは、様々なプラットフォームでECサイトを構築し、お客様のECサイトだけでなく自社でもECサイトを運営してきた10年以上の実績があります。

カートの選定やECサイトの構築はもちろん、「既にECサイトを運営しているが古くなってきた」「今よりももっと売れるECサイトにしたい」などのリニューアルのご相談や運営のサポートまで、ECサイトのことならMDSにおまかせください。

コーディングの代行、デザインを含めたオーダーメイドでのサイト制作、完成後の運用・保守を行うWebメンテナンスプランもご用意しておりますので、お悩みに合わせてお気軽にお問い合わせください。

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